スタジオブロス TECH BLOG

スタジオブロススタッフからの最新ツール情報やチュートリアル・TIPSなどを紹介します

Omniverse-IssacSim その2

今回はオブジェクトの基本操作と物理シミュレーションの設定を学んでいきます。

 

まず、IssacSimの座標方向はZ-upで、単位はm(メートル)です。Omniverseがcmなので気を付ける必要があります。

 

・物理法則を空間全体に設定します。Create→Physics→GroundPlaneを実行します。

・Cubeを作成します。Create→Shape→Cubeです。

・Cubeが地面に埋まっているので、ツールバーの移動コマンド(キーボードW)でマニピュレータの青い矢印(Z方向)をドラッグして上へ持ち上げます。

右のPropertyのTranslateのZをダブルクリックして数値を入れてもOKです。

画面右上のStageに、GroundPlaneとCubeが生成されているのが判ります。

Cubeに物理シミュレーションを行うには、Propertyの+AddからPhysics→Rigid Body with Colliders Presetを実行します。

このように重りのアイコンが表示されていれば、物理シミュレーション設定されています。 

ツールバーのこのアイコンをクリック(Play)で物理シミュレーションをスタートさせます(キーボードSpace)。

Cubeが落下します。再度、Playボタンで元に戻ります。

回転はキーボードE

スケールはキーボードRです。この辺はMayaやUE5と同じショートカットキーです。

元に戻したい場合は、Propertyの各項目をダブルクリックで以下のように変更します。

次に車輪になるCylinderを作成します。

Propertyを以下の様に設定します。

Stageを右クリックからDuplicateで複製します。

Cylinderにも物理シミュレーションを設定します。

Play(Spaceキー)で全て落下します。

質感を設定します。Create→Material→OminiPBRを実行します。

StageでLooksという項目ができます。それを複製します。

PropertyにRGBの値が数値で表示されるので、その右側のアイコンをダブルクリックでカラーピッカーが表示されます。

Looksをビューポートのオブジェクト(プリム)へドラッグ&ドロップすると色が付きます。

USDファイルで保存します。

今回はこれで終了です。