この連載も10回になりました。
まだまだ面白くなってないかもしれませんので、ちょっとづづ便利なMELやPythonの機能でMayaを便利にする小話も挟んでいきます。
Mayaを使っての作業で必ず出るのが、「ヒストリ削除」と「トランスフォームのフリーズ」ですね。それぞれをシェフルに登録して「編集」でMELコマンドが判りますね。
「ヒストリ削除」=DeleteHistory
「トランスフォームのフリーズ」=FreezeTransformations
になります。
さらに中央にピボット移動は「CenterPivot」
シーンを別名保存は「SaveSceneAs」(まんま、ですね)
このように命令を調べるのは簡単です。普段はこの4つを順にやっていると思います。それを1ボタンにすれば楽ですね。では、これら全てスクリプトエディタにコピペします。
(コピペは賛否両論ありますが、タイプミスは初心者の挫折になるので良しとします)
DeleteHistory;
FreezeTransformations;
CenterPivot;
SaveSceneAs;
シェルフに登録します。
これで、このボタン1つで、「ヒストリ削除・フリーズ・ピボット中心をして、別名保存する」を1手でやってくれるのです。
「面倒だなあ」と思うことあれば、すぐにやってみることができるのがMELの便利な所です。デザイナーらしく、仕事を効率よくするツールをデザインするアイディアを出すというのも面白いことだと思いませんか?