スタジオブロス TECH BLOG

スタジオブロススタッフからの最新ツール情報やチュートリアル・TIPSなどを紹介します

2017-01-01から1年間の記事一覧

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎 Step2-2

前回では、Visual Studio Code(今後VScodeと書きます)をインストールしてPythonのプログラムを入力して、そこからMayaへコピー&ペーストで動かしました。 でも、それなら前のIDLE Pythonでも同じですなのにナゼ?とか思わたのではないでしょうか?実は、…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎 Step2-1

CGworldの本に続き、Web版も掲載されました。こちらもぜひご覧ください。 cgworld.jp さて3か月ぶりですが、「文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎」の連載を再開です。前回⑫までいきましたので、今回から第2章ということで「2-1」からスタート…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑫

では、前回の続きで「if」をMayaでやってみましょう。 前回のコメントアウトしたMaya命令をALT+4で元に戻して、最後のifの処理内に「#m プレーンを表示する」というコメントを入れます。 MayaでPlaneプリミティブを出す命令をMELで探します。 例によってコ…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑪

さて、前回の9回目の続きです。 だいぶ難しくなったと思いますが、実はプログラムの基本動作としては4つのことしかないのです。 プログラムは1行ごとに書き、それは上から下に順に処理される 数値や文字を入れる変数に値を入れたり出したりして記憶する 回…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑩

この連載も10回になりました。 まだまだ面白くなってないかもしれませんので、ちょっとづづ便利なMELやPythonの機能でMayaを便利にする小話も挟んでいきます。 Mayaを使っての作業で必ず出るのが、「ヒストリ削除」と「トランスフォームのフリーズ」ですね…

VR・AR ワールド - レポート2

今回も前回に引き続きVR・ARワールドのレポートの2回目です。 このイベントは「コンテンツ東京」という大きなもので、VR・ARワールドだけでなく、AI・人工知能EXPOもありました。 まず、これはGPUでの高速なグラフィック処理のデモです。 vimeo.com さくら…

VR・AR ワールド - レポート1

今回は先日の6/28(水)~30(金)に東京ビックサイトで開催された「VR・AR ワールド」に参加してきましたので、そのレポートをお伝えします。 すでにいくつかレポートが出ていますね。 Gamedeets:もはやゲームだけがVRではない?VR・ARワールドで実感した…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑨

前回の⑧の続きです。 今日は、上のプログラムの「m」の部分を作ります。 Mayaを起動して、各行の操作をしてみて(注:チャネルボックスを使わないで画面操作であえてやります)、スクリプトエディタを見ます。 MELのプログラムができますね。Cubeを作る命令…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑧

では、今回からPython IDLEとmayaでプログラミングを初めて行きます。 今回からはMacでもWindowsでも操作は同じです。 まず、Python IDLEを起動して、File→Newと実行します。 こういうウインドウが出ればOKです。ここにプログラムを入力します。 さて、ちょ…

3D&バーチャル リアリティ展(IVR)2017レポート その2:基調講演

今日は先日6/22(木)に開催された、IVRのレポートの続きです。 基調講演に参加できたので、その内容をお伝えします。 (1)3D・VRを活用したキヤノンデザインの取組み キヤノン(株)総合デザインセンター 所長 石川 慶文様 配布資料をいただいたのですが…

RedShift なんとMac版登場!+アメリカン・ゴッズ

ちょっとびっくりなニュースです。 このブログで連載しているRedShiftレンダーですが、MacOS版が既に出でいるようです。 www.redshift3d.com 以下は、CGchannelの4月のニュースです。 www.cgchannel.com 以下がRedshiftのフォーラムです。 www.redshift3d.co…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑦

今日はMacユーザーでMayaを使っている人向けにPythonの開発環境を作りましょう。 って、実はMacは凄いことにOSに初めからPythonが入ってます。なので、インストールはやらなくてもいいのです。 あまり使わないと思いますが、ユーティリティ→「ターミナル」を…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑥

前回の⑤までで、MelとPythonが大体何をなやっているか?が分かったと思います。 ほんとに「だいたい」でいいです。 さて、Pythonのプログラムをやっていきたいのですが、Mayaのスクリプトエディタでやっていくのは、あまりオススメできません。 何故かと言う…

3D&バーチャル リアリティ展(IVR)2017レポート

先日東京ビックサイトで開催されていた、3D&バーチャル リアリティ展(IVR)2017へ言ってきましたので、そのレポートをお伝えします。 あくまでも個人的に気になったものを徒然なるままに挙げます。 1)アイトラッキング技術のTobiiがVive用の開発キットを…

Maya パーフェクトモデリング ウェビナー + Skechfab

今日は、ちょうど一週間前6/16(金)とその更に前の6/9(金)に公開された「Autodesk Maya パーフェクトモデリング ウェビナー」の紹介です。 area.autodesk.jp 実は今泉隼介氏はブロスで私も一緒にお仕事させていただいております! www.youtube.com 漫画家…

RedShift & maya で被写界深度でのピンボケ

昨日に続き、RedShiftのカメラ設定でボケ表現です。前回に書き忘れましたが、BokehシェーダーはGPUレンダリングでも数分はかかります。 まず、前回のレンダー設定のOutPutのBokehシェーダーはDeleteします。 一般的な被写界深度の設定と同じにヘッドアップデ…

RedShift & maya レンズシェーダーのBokeh(ボケ)

さて今日はレンズシェーダーでボケを出してみましょう。 まず、レンダー設定のOutPutのAtomsphereのマップボタンから、Deleteでフォグを消します。 その下にあるBokehのマップボタンをクリックし、Create RedShift Bokehを選びます。 レンズシェーダが設定さ…

RedShift & maya AtomsphereのVolumeScatteringでフォグ

今度はAtomsphereシェーダーでフォグを出してみましょう。レンダー設定のOutPutのAtomsphereのマップボタンから、Create Redshift VolumeScatteringを選びます。 こうなります。 アトリビュートで見ると、このような項目になります。 まず、Emissoinでフォグ…

RedShift & maya Physical Sky Shaderで空を作る

前回の続きです。普通のMayaカメラにredShiftのアトリビュートがあり、そこで様々な設定が可能なのです。今日はPhysical Sky Shaderで空を作成します。 まずは、前回までずっと使ってました、HDR付きDomeライトを削除します。 床に以下のテクスチャを貼りま…

RedShift レンダリングで作った作品紹介

このブログではRedShiftを多く取り上げてますが、「本当に現場で使われてるの?」と思われる方もいるかと思いますので、今日は作品を紹介します。 www.redshift3d.com まずは、オフィスのギャラリーです。 静止画がメインに来ますが、「Video」ボタンで動画…

ZBrush4R8 リリース!

定番スカルプトソフトZBrushの嬉しいバージョンアップです。 どう良くなったかの詳しい記事はこちらの「3D人」様を観ていただいた方が早いので、このブログではYoutubeのチュートリアル紹介します。 3dnchu.com www.youtube.com 時間無い方は11分半でダイジ…

RedShift & maya カメラシェーダー

今日はReadShift & mayaでRedshiftカメラシェーダーです。 昨日よりSLiBを使っての実験です。個人的にはこれは今後RedShiftに同梱してほしいですね。 ちょっと明るすぎな感じです。実は前回のSLiBで説明していない箇所があるのです。 アイコンでお気づきかと…

RedShift & maya ニュース:教育版無料+SLiB VPRプラグイン

久々にRedshift&Mayaへ戻って来ました! まず最初にニュースからです。 lesterbanks.com なんとRedShiftは今年の9月から教育期間向けを無料で提供するとのことです! ただでさえ安いのに、こんなサービスいいのか?というくらい驚きです。 海外では新学期…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎⑤

さて、今回からPythonでのプログラムを実際に勉強していきます。 では、「基礎の基礎」らしく、そもそもプログラムって何でしょう?からやりましょう。 私としてはあるマンガのセリフが大好きでいつも学校では引用して使ってます。 「人間がやると面倒なこと…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎④

MEL/Pythonの連載も4回目です。RedShiftをお待ちの方、すいません・・・ 今日からPython(パイソン)です! ってここまでMELの勉強は何だったの・・・と思わないでください。MELはMaya独特のプログラム言語なので、後で困った問題が起きます。 www.sejuku.ne…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎③

前回の続きです。なんだか解らないけど動きました。 マイクロソフトのエクセルとかの「マクロ」のようなものだと判ればOKです。 今日はこれが何なのかを説明していきます。 この1行1行がMELの命令であるのは理解できたと思います。その1行ごとに // やってい…

文系デザイナーのためのmaya MEL/Python基礎の基礎②

先週の続きです。まずは今週の便利なMELツールの紹介です。 vimeo.com ダウンロードして解凍すると、このようなファイルがあります。「Help.png」があるので開いてみます。 どうやらマニュアルのようです。「1」はドキュメントのmaya→prefs→iconsに「icons…

なぜRedshiftなの? & mayaでライト設定-その1

連載一週間ほど経ちましたが、何でRedshiftにこだわるのか?というと、単純に「コスト」です。 やはり、レンダリング設定と連番画像の生成、その後のやり直しなど実際に制作されている方であれば、時間の「コスト」は苦労の種であるのはご経験あるかと思いま…

こんどはHoudini & ResShiftでやってみよう!

昨日の3dmaxに続き、本日はHoudiniでRedShiftです。 ちなみにブロスでは、maya、3dsmax、Houdiniの3つのツール、どれでも制作のお仕事をお引き受けできます。 3dsmaxは簡単に設定できましたが、Houdiniはちょっと厄介です。 ここではWindows版でお話します…

mayaばかりでなく、Redshift & 3dsmaxを使ってみよう!

このブログではずっとmayaでお話していますが、3dsmaxユーザーにも対応しますのでご安心ください。 同じ素材でやってみます。何が便利かというと、Redshiftをインストーラーが既にmaya、3dsmax、Softimage、Houdiniがインストールされていれば、勝手に4つの…