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UnrealEngine4.20の新機能とUnrealStudio その1

UnrealEngine4.20がまもなくリリースのようで、オフィシャルの<7/5 にライブ配信動画が以下です。

www.youtube.com

動画が80分あるので、この内容をまとめました。

1.新パーティクルエディタ「ナイアガラ」でメッシュ自体がパーティクルに

2.動画テクスチャの再生速度をシーケンサーと同期OK

3.複数のメッシュを結合してリトポできる。Simplygon不要

4.シネマティックDOFでいい感じで高速なボケを出す

5.シーケンサーでベジエカーブ化と回転アニメのバグが取れた

6.スケルタルメッシュのリターゲットの設定保存OK

7.コンテンツブラウザのフィルタで「最近使ったもの」ができる

8.エディタ拡張のBluetilityが強化した「Editor Scripting Utility」

9.BluePrintWatchWindowで変数の変化を全体的に監視できる

10.BluePrintのコメントにブックマークでして、すぐに見つけることができる

11.ガベージコレクションがマルチスレッド化で約13倍

12.グリーンバック合成が簡単になったらしい

13.スマホの100種類以上のアップデート+ARkit/ARcoreのバージョンアップ

明日7/13のGTMF2018でデモするらしいので、このブログでもレポートできれば、と思ってます。

gtmf.jp

個人的にはShotGunプラグインが期待なのですが、ここでは紹介ありませんでした。alweiさんのツイッターだけ情報が少し・・・

このブログでその辺の解説してもツマラナイので、UnrealStuioが4.20でどうなっているのかをPreview5で見てみましょう。早速起動します。

早速、新規プロジェクトの「Product Viewer」が目新しくなっています。

4.19だとこんなでした。これはCADデータをインポートすると、クリックしたパーツが画面中央来るBluePrintがあっただけでした。

今回は起動すると、こんな感じです。

Unreal Studio Project Templates guide on docs.unrealengine.com」とありますが、更新されていないらしく、4.19のままです。

Playすると・・・

vimeo.com

スタート画面からボタンをクリックで開始です。

UE4の通常のUIだと、ALT+マウスボタンで視点移動ですが、右ボタンで回転、センターホイールでズーム、中ボタンドラッグで移動とシンプルです。

このままビルドしたコンテンツを公開した場合、一般のユーザーはこれがいいでしょう。

パーツにマウスオーバーでオレンジ色に輪郭線が出て、左ボタンクリックで、パーツが拡大されます。

左ボタンドラッグでパーツを移動して、分解できます。右クリックで元の位置に戻すことができます。

ライトをドラッグして移動できます。

これだけで基本的なビジュアライゼーションの雛形になっています。

CADデータをインポートして、簡単な設定だけで、このままVRゴーグルをかけて使えば、迅速に製品デモが可能でしょう。

それ以外では、車のCGでスタンダードなVREDとDELTAGENのインポートができるようです。4.19ではDataSmithとCADだけでした。

www.autodesk.co.jp

www.3dexcite.com

その上の「Import MDL/AXF」は、X-Rite Tac 7というマテリアルスキャナーのデータを読み込めるみたいです。

www.youtube.com

建築や車のインテリアには、これは嬉しいバージョンアップですね。

まだまた新バージョンのテンプレートには機能があるようですので、解説を連載したいと思います。