UnrealEngine4.20がまもなくリリースのようで、オフィシャルの<7/5 にライブ配信動画が以下です。
動画が80分あるので、この内容をまとめました。
1.新パーティクルエディタ「ナイアガラ」でメッシュ自体がパーティクルに
2.動画テクスチャの再生速度をシーケンサーと同期OK
3.複数のメッシュを結合してリトポできる。Simplygon不要
4.シネマティックDOFでいい感じで高速なボケを出す
5.シーケンサーでベジエカーブ化と回転アニメのバグが取れた
6.スケルタルメッシュのリターゲットの設定保存OK
7.コンテンツブラウザのフィルタで「最近使ったもの」ができる
8.エディタ拡張のBluetilityが強化した「Editor Scripting Utility」
9.BluePrintWatchWindowで変数の変化を全体的に監視できる
10.BluePrintのコメントにブックマークでして、すぐに見つけることができる
11.ガベージコレクションがマルチスレッド化で約13倍
12.グリーンバック合成が簡単になったらしい
13.スマホの100種類以上のアップデート+ARkit/ARcoreのバージョンアップ
明日7/13のGTMF2018でデモするらしいので、このブログでもレポートできれば、と思ってます。
個人的にはShotGunプラグインが期待なのですが、ここでは紹介ありませんでした。alweiさんのツイッターだけ情報が少し・・・
UE4.20から地味に入ってて、最近映像系やゲーム会社でも使われだしているプロジェクト管理、アセット管理、レビューツールのShotgunプラグインを調べてみたら、どうやらPythonを使ってShotgunにコマンドを送信して、プロジェクト情報を同期だせるツールっぽい。#UE4 #Shotgun https://t.co/qo7GG0JwZh pic.twitter.com/NOHvcM2AQM
— alwei (@aizen76) 2018年6月7日
このブログでその辺の解説してもツマラナイので、UnrealStuioが4.20でどうなっているのかをPreview5で見てみましょう。早速起動します。
早速、新規プロジェクトの「Product Viewer」が目新しくなっています。
4.19だとこんなでした。これはCADデータをインポートすると、クリックしたパーツが画面中央来るBluePrintがあっただけでした。
今回は起動すると、こんな感じです。
「Unreal Studio Project Templates guide on docs.unrealengine.com」とありますが、更新されていないらしく、4.19のままです。
Playすると・・・
スタート画面からボタンをクリックで開始です。
UE4の通常のUIだと、ALT+マウスボタンで視点移動ですが、右ボタンで回転、センターホイールでズーム、中ボタンドラッグで移動とシンプルです。
このままビルドしたコンテンツを公開した場合、一般のユーザーはこれがいいでしょう。
パーツにマウスオーバーでオレンジ色に輪郭線が出て、左ボタンクリックで、パーツが拡大されます。
左ボタンドラッグでパーツを移動して、分解できます。右クリックで元の位置に戻すことができます。
ライトをドラッグして移動できます。
これだけで基本的なビジュアライゼーションの雛形になっています。
CADデータをインポートして、簡単な設定だけで、このままVRゴーグルをかけて使えば、迅速に製品デモが可能でしょう。
それ以外では、車のCGでスタンダードなVREDとDELTAGENのインポートができるようです。4.19ではDataSmithとCADだけでした。
その上の「Import MDL/AXF」は、X-Rite Tac 7というマテリアルスキャナーのデータを読み込めるみたいです。
建築や車のインテリアには、これは嬉しいバージョンアップですね。
まだまた新バージョンのテンプレートには機能があるようですので、解説を連載したいと思います。