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Revit BIMライブラリをUE4で活用①

6月にRevitUserGroup(RUG)でBIMデータが公開されています。

bim-design.com

こちらをUnrealEngine4へ変換して活用していこうと思います。3つのデータが公開されています。

「sample_structure.rvt」=柱など構造体のデータです。

「sample_architecture.rvt」=建物全体です。壁や窓、照明などが含まれます。

「sample_mep.rvt」=空調など設備のデータです。BIMのメリットです。

UE4への変換はDataSmithプラグインを用意します。「DataSmith」とは各種CADデータからUE4への変換することの総称とファイルフォーマットを意味します。
最新版のRevit2020とUE4.25が対応しています。

www.unrealengine.com

インストールすると、RevitのアドオンのメニューDataSmithのエクスポータが追加されます。

拡張子~.udatasmithというファイルができます。

UE4を起動します。ここでは4.25を使っています。過去にはDataSmithの利用登録の必要がありましたが、4.24以降はプラグインマネージャーからオンにするだけです。

ツールバーのDataSmithのアイコンからRevitからエクスポートしたファイルを読み込みます。
同じ名前のフォルダがありますが、ここにポリゴンやマテリアル、テクスチャーなどのアセットが入っているので、移動しないように注意してください。

このように変換できました。アウトライナではRevitで設定された通りの日本語のパーツ名と階層構造がそのまま変換できています。
Revitで設定したカメラも変換できています。

背面です。ちゃんとライトも変換ができています。

玄関前です。木はUE4で差し替える必要があります。

次回から、このデータを使ったビジュアライゼーションの活用をしていきたいと思います。