このブログでは3DCGのツールやコンテンツの情報を連載していこうと思っています。 末永くお付き合いいただければと思います。
検索しても普通にあるものではなく、ちょっとマニアックなものを紹介するのを基本とします。 最初の連載はレンダリングソフト「RedShift」です。 このキーワードで検索すると「Amazon Redshift」と多く出てしまうので「RedShift Render」や「RedShift CG」で探してみてください。
3DCGのレンダリングはとかく時間がかかってイライラするものです。このレンダリングソフトはGPUを使って高速に計算するものです。 素晴らしいのは代表的なツールのMaya、3dsmax、Houdiniと残念ながら開発中止のSoftimageの4つを1つのラインセンスでどれでもレンダリングできることと、高価なCG・CAD用でなく比較的安価なゲーム用の高速グラフィックボードを複数積めば、それだけ計算が速くできることです。 ゲームの「オーバーウォッチ」のショートフィルムで使用されていることで、話題になっています。
では早速使ってみましょう。もちろん体験版もあります。 以下からダウンロードできます。これはウォータマークが入りレンダリングサイズの制限がありますが、それ以外はフルに使えます。
では、mayaで使ってみましょう。プラグインを設定します。
するとRedShiftのレンダリング設定ができるようになります。
実験してみましょう。MentalRayでのレンダリングでFXFXstudio2を使ってみます。レンダリング時間は14秒です。
ではそのままRedShiftに切り替えて再度計算しましょう。RedShiftはMentalRayマテリアルがそのまま使えるのも特徴です。ライトの影響がが違うので仕上がりは異なりますが何と3秒です。
GPUはGTX980を使っています。Mayaにゲーム用のグラフィックボードは毛嫌いされる方もいらっしゃるかと思いますが、作業上トラブルは今のところありません。
いかがでしょうか?RedShift、ちょっと興味が出てきましたでしょうか? 次回から細かく設定などを説明していきます。