さて、今週の木曜のリアルタイムCGの回はUE4はお休みして、WebGLです。
WebGLとはWebブラウザ上で3DCGを表示してインタラクティブに鑑賞できる仕組みです。
工業製品などのプレゼンには最高なのですが、UE4やUnityから書き出すこともできるのですが、いま一つ制限とかあり面倒でした。
そこで今日のお話の「glTF exporter for Maya」です。
glTFって・・・ってちゃんとそこから説明します。以下が解りやすいです。
簡単に言えば、3DCG用の標準フォーマットを狙ったファイル形式なのです。
V-Rayでお馴染みのKhronosが決めているらしく、それにマイクロソフトなども賛同して広めようとしているようです。
さらにVTuber向けにもドワンゴが開発した「VRM」もこのフォーマットです。
ところがBlenderからしか書き出せない・・・ちょっと不便でした。
そこで今日のお話のMayaから書き出すプラグインが出た!というお話です(導入が長くてすいません・・・)
まず、プラグインを「株式会社カシカ」様からダウンロードしてきます。
Maya2017と2018があります。日本語と英語の親切なマニュアルが付いてくるのでとても有り難いです。
上の3つを指定されたMayaのインストール先にコピーするだけです。
Mayaを起動してプラグインマネージャーで確認すると、ちゃんと認識されているので、「Loaded」をONにします。
このブログやCGwrold記事でお馴染みのロボットくんです。リアルタイム用なので比較的軽いモデルです。
FBXのように選択してエクスポートします。細かいことが抜きにして今回はglb形式で書き出してみます。
Mayaのmaだと6MBがたったの133KBで約1/45になりました。
これならスマホでも使える訳です。
表示のためのプログラムや環境を用意するのは面倒なので、確認用サイトで実験します。
この画面に、書き出したファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
このようにすぐに表示されグリグリ回せます。
ぜひ動画でご覧ください。
背景を変えたり、ライトをセットしたり自由です。以前ご紹介したSketchFabと違うのはどこにも置けるのと、UIやインタラクションを自由に決められるということです。
次回、マテリアルやテクスチャー設定やアニメーションなど順に連載していきます。