レンダリングといえば、長く待たされるというイメージがあります。
画像サイズが多きくなったり、画質を上げるとさらに遅い、と悩みどころでした。
3月末から、AutodeskのArnoldレンダーのGPU版のβ版が公開されています。
CPUを使うのではなく、GPUでレンダリングをすることで高速に計算するということです。
詳しい内容はこちら。
まず、こちらからダウンロードできます。
Mayaは2017~2019、3dsmaxは2018~2020、他HoudiniとCinema4Dがあります。最新版のAutodeskのDCCには初めから入っているそうです。
ここではMaya2018をダウンロードして試してみます。
こちらのインストーラーをダブルクリックで簡単にできます。
プラグインマネージャーを起動します。
「mota」がロードされているか、確認します。
インストールができれば、メニューに「Arnold」が出ますので、「About」でバージョンを確認します。
GPUレンダーできるのはCore5.3です。
サンプルシーンは、こちらのシェーダーボールを使わせていただきました。
1024x1024ピクセルで設定します。
通常のCPUでのレンダリングをしてみます。
37秒で終了します。
使用したPCにスペックはこんな感じです。
では、GPUレンダーしてみます。変更箇所は1つで簡単にGPUになります。
ここでは「Geforce GTX980」というグラフィックボードです。
レンダリング時間はわずか6秒!ですが、仕上がりが少しノイズが多いです。
サンプリングを変える画面ですが、GPUにするとCameraAAしかないのです。
これを倍の「8」で計算してみます。
26秒です。仕上がりはだいぶ良くなりましたが、CPUと比べて圧倒的に速くない、という結果です。
実はこれにはちょっとGPUレンダーの仕組みの理解や設定方法があります。
それまはた次回解説します。