最近、GPUによるレンダラーが増えてきましたが、待望のV-RayのGPUレンダー「Lavina」のベータテストが始まったので試してみようと思います。
LavinaはSiggraph2019で発表されました。以下がその動画です。
V-Ray GPU 動作環境です。
Windows10(1809)でRTXシリーズのGPUとドライバが436.02以降のバージョンです。
インストーラをダウンロードします。現時点ではVer0.2です。
インストーラを起動すると、ライセンス許諾の確認があります。
次の画面で「Customize」をクリックします。
V-RayのライセンスサーバーのIPアドレスとポートを設定します。ベータ版ですが、来世スが無いと使えないようです。
インストールが終わるとデスクトップにアイコンができます。
起動画面です。この時点でライセンスとハードウエアなど環境を確認しています。
起動しました。
ライセンスが無いと以下のようなエラーが出ます。
画面操作は、以下の通りで直観的に使えます。
・マウス左:オブジェクト選択
・マウス中:視点移動
・ 〃 ホイール:ズームイン・アウト
・マウス右:視点回転
FileメニューからOpenSceneをします。
図のように、~.vraysceneファイルをインポートするようになっています。
ワークフローとしては3dsmaxやMayaなどから vraysceneファイル をエクスポートし、Lavinaへ読み込んでGPUレンダリングするということになると思われます。
では、このサンプルの木のシーンをGPUレンダリングしてみます。画面右下の3つのアイコンの真ん中がレンダリングして画像を保存します。
解像度をフルHDで試してみます。4Kで試しましたがクラッシュしてしまいました。
計算開始します。数秒で終了しました。使用のGPUはRTX2060でGPUメモリは6GBです。
完成した画像がこちらです。
今回は以上です。次回から、LavinaのUIの設定など細かく調査していきます。