今週もCAD(Inventor)をUnrealStudioで変換する研究をしていきます。
小型のヘアドライヤーです。今までの例と違って曲面が多い製品デザインです。
一部にテクスチャーが設定されています。
データを例によってUnrealStudioへドラッグします。
フィレットを多く使った家電のCADデータも正しく変換されるようです。
色は正しいRGBでは変換されないようで、CADの材質も反映されないようです。
上の図はUE4で新規のマテリアルを仮に当てはめてみました。約1万7千ポリゴンのポリゴンですが、見栄えはとしては悪くないと思われます。
また、CADデータですからUV展開情報が無いのでテクスチャーは反映されません。テクスチャーがある箇所だけ別マテリアルにもなりません。
今回は、UnrealStudioでインポートした場合、標準で設定されるDataSmith_colorについて調べてみます。
下にあるペアレントが親になっていて、全てのDataSmith_colorはそのインスタンスマテリアルになっています。
SwitchParamという機能でテクスチャーをインスタンス側からON/OFFできる仕組みにしています。
「パラメータ」という上のツールをクリックで仮設定のテクスチャーが表示されます。カラーと、ノーマルと透明度の3つです。
UV座標がないのに均等にテクスチャーを割り当てる仕組みになっているようです。
メタリックとラフネスを加えてみます。カラーのパラメータも変えます。
金属らしい質感になりました。パラメータにしたので、個々に調整は可能です。
コンテンツブラウザにもEngineMaterialというフォルダがあり、基本的にこの素材を活用するようになっています。
これは普段はコンテンツブラウザには非表示になっています。
ここから床のマテリアルを使ってみます。
ドライヤーのマテリアルもアレンジしてみました。
マテリアルとオブジェクトを複製して、並べてカラーバリエーションを作成してみました。非常に操作はシンプルです。
さらに詳しくはマニュアルの「About the Datasmith Import Process」を見てみるのもいいでしょう。