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UnrealEngine4.20の新機能とUnrealStudio その5

今週もCAD(Inventor)をUnrealStudioで変換する研究をしていきます。

小型のヘアドライヤーです。今までの例と違って曲面が多い製品デザインです。

一部にテクスチャーが設定されています。

データを例によってUnrealStudioへドラッグします。

フィレットを多く使った家電のCADデータも正しく変換されるようです。

色は正しいRGBでは変換されないようで、CADの材質も反映されないようです。

上の図はUE4で新規のマテリアルを仮に当てはめてみました。約1万7千ポリゴンのポリゴンですが、見栄えはとしては悪くないと思われます。

また、CADデータですからUV展開情報が無いのでテクスチャーは反映されません。テクスチャーがある箇所だけ別マテリアルにもなりません。

今回は、UnrealStudioでインポートした場合、標準で設定されるDataSmith_colorについて調べてみます。

下にあるペアレントが親になっていて、全てのDataSmith_colorはそのインスタンスマテリアルになっています。

SwitchParamという機能でテクスチャーをインスタンス側からON/OFFできる仕組みにしています。

「パラメータ」という上のツールをクリックで仮設定のテクスチャーが表示されます。カラーと、ノーマルと透明度の3つです。

UV座標がないのに均等にテクスチャーを割り当てる仕組みになっているようです。

メタリックとラフネスを加えてみます。カラーのパラメータも変えます。

金属らしい質感になりました。パラメータにしたので、個々に調整は可能です。

コンテンツブラウザにもEngineMaterialというフォルダがあり、基本的にこの素材を活用するようになっています。

これは普段はコンテンツブラウザには非表示になっています。

ここから床のマテリアルを使ってみます。

ドライヤーのマテリアルもアレンジしてみました。

マテリアルとオブジェクトを複製して、並べてカラーバリエーションを作成してみました。非常に操作はシンプルです。

さらに詳しくはマニュアルの「About the Datasmith Import Process」を見てみるのもいいでしょう。