しばらく機械CADばかりの連載だったので、ちょっと4.20からの新機能の「SkecthUpプラグイン」を使ってみようと思います。
SkecthUpはとてもシンプルで使いやすい3Dツールです。Mayaや3dsmaxはちょっと難しそう・・・という方、おすすめです。
建築・インテリア用ですが、これで家具や家電、車、アニメのロボットとかツワモノが多いのも特徴です。
まずはダウンロードしてインストールしましょう。
でもSkecthUp起動は、ちょっと待ってください。
UnrealEngineで使うためにはDatasmithプラグインをSkecthUpに入れないといけません。
EpicGameLuncherを起動します。上図の「Get」をクリックします。
では、SkecthUpを起動します。
1か月間のトライアルができます。
起動するとこんな画面です。ここでは詳しい操作方法は省略します。
右上の「3D Warehouse」をクリックします。
SkecthUpのアセットライブラリが表示されます。基本無料でダウンロードできます。
このアウトドアキッチンをダウンロードします。
「~.skp」ファイルをSkecthUpでOpenします。
そこでFile→Export→3Dmodelを実行します。
プラグインを入れたので、UrealDatasmithのフォーマットが選べます。
このように書き出しできました。
UE4studioを起動して、importDatasmithをクリックして、SkecthUpファイルを選択します。
インポートできる項目のチェックが入るのはいつも通りです。
インポート成功しました。画面奥のCubeが新規レベルの床ですから、そこが原点です。
上の図はオリジナルの画面で、左上のRGBのラインの交点がSkecthUpの原点なので、インポートされた3Dデータのグループの座標は正しく変更されています。
左側の箱は元データにもあり、正確に変換されています。
・・・と言いたいところですが、何かおかしいです。
各パーツのポリゴンが裏側になっているようです。
椅子など一塊でパーツになっていないようで、移動や再レイアウトは厄介な状態です。
白いボールがいっぱいありますが、これは各パーツごとにActorがあるので「Play」すれは見えなくなります。気になる場合は「g」キーを押せば消えます。
マテリアルは全て「SkecthUpMaster」という親のインスタンスで作成されています。
SkecthUpMasterを開くとこんな感じです。前回のドライヤーのようにパラメータのSwicthで切り替えできるようになっているだけで、複雑ではありません。
そこで両面レンダリングを設定します。一番右のノードを選択して「TwoSided」をOnにするだけです。この変更で全てのマテリアルインスタンスが両面レンダリングになります。
PlayerStartやライトを移動して完成です。
いかがでしょうか?お手軽に建築・インテリアのリアルタイムCGが作成できます。
さらに詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。 それ以外にもSkecthUpの3Dデータは非常に豊富です。
車も・・・
ニューヨークの街全部・・・
東京スカイツリーもあります。
さらにガンダムもあります。「3D Warehouse」検索してみてください。
いろいろUnrealEngine4のコンテンツとして活用ができるでしょう。