スタジオブロス TECH BLOG

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Cesium For Unreal

今回から、3/30にリリースされた、Cesium For Unrealを試していきます。

www.unrealengine.com

Epic Games Launcherで検索すると、プラグインとサンプルプロジェクトがあります。

プラグインをインストールしたら、UE4.26を起動して、プラグインを確認します。

ツールバーにCesiumのアイコンが出るので、クリック。

「アクタを配置」ではCesiumの項目が出ます。

モードの個所にCesiumタブができています。「Connect」をクリックします。

自動でWebブラウザが起動して、Cesium-ionのサイトでIDを作成します。
Cesium-ionは昔あったGoogleEarthのように地形をWebブラウザで見ることができるクラウドサービスです。以下のサイトが詳しいですのでご覧ください。

www.hcc.co.jp

ログインすると、以下のブラウザでは以下のメッセージが出ます。

同時にUE4側の表示も変わります。要はUE4とCesium-ionサーバが接続した状態です。

新規レベルで「空のレベル」を作成します。

コンテンツブラウザの右下の「表示オプション」から「プラグインコンテンツを表示」と「エンジンコンテンツを表示」をONにします。

コンテンツブラウザにCesiumの項目が出ます。「CesiumSky」と「FloatingPawn」をレベルにドラッグ&ドロップします。「FloatingPawn」はCesiumのPlayerStartのようなものです。

「CesiumSky」は太陽ですが、かなり眩しいです。プロジェクト設定で「自動露出」で検索して、以下のチェックONにし、UE4を再起動します。

明るさが落ち着きました。

以下の+をクリックします。

これでだけで地形が配置されます。

日本に移動してみます。緯度と経度を求める必要があるので、以下のサイトを参考にします。

user.numazu-ct.ac.jp

CesiumGeoreferenceを選択して、詳細から緯度と経度、高度を入力します。
また、SunSkyの設定もします。

真っ暗になるので、CesiumSunSkyで時間と日付を入力します。

このように目黒駅周辺になりました。

移動速度を上げるには以下の設定の数値を大きくします。

Playしてここから開始するには、FloatingPawnを選んで座標をゼロにするとOKです。

今度は以下の+をクリックします。Cesium OSM BuildingsというActorが配置され、ビルディングが配置されます。残念ながら、テクスチャはありません。

座標を変えれば世界中どこでも行けます。以下は富士山です。ちゃんと地形の起伏があるので、素晴らしい。