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UnrealEngine4.26 PreviewのGPU Lightmass その①

UE4.26Previewが公開されています。今回のバージョンアップの目玉のGPU Lightmassを試してみたいと思います。

プロジェクトは、ライトマップでは古典的な名作(個人の意見)の「Lightroom:インテリアデイライト」で実験してみます。

www.unrealengine.com

まずは、通常のProductionでのライトマップビルドをかけます。

通常はCPUがフル稼働でライトマップを作成します。

計算時間は約4分ほどかかりました。では、GPUをつかってみます。

まずは、プラグインマネージャーで「GPU Lightmass」をEnableにして、UE4を再起動します。

レイトレーシングの設定をONにして、DirectXを12に変更します。

さらにバーチャルテクスチャー(VirtualTexture)をEnableにして、UE4を再起動します。

Buildのメニューに「GPU Lightmass」が出ます。

このようなダイアログが出ます。緑の長いバー「Build Lighting」をクリックでレンダリングが開始します。

GPUでライトマップの計算中です。各面で緑のプログレスバーが出て計算の経過が判ります。GPU Lightmassダイアログで「Stop」で強制終了可能です。

GPUがフル稼働しています。GPUメモリをかなり消費します。CPUは3割程度の負荷しかありません。

計算終了です。90秒ほどです。小さい空間ですが、通常の3倍くらい高速で綺麗に計算します。これはかなり便利だと思います。ぜひお試しください